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その靴、本当に自分に合ってる?日本初・足の専門医院の医師が靴選びのコツを解説

その靴、本当に自分に合ってる?日本初・足の専門医院の医師が靴選びのコツを解説

靴選びは足の健康にとって重要なファクター。まずはレングス(足長)をしっかり合わせよう





オズモールで行ったアンケートによると、前回の記事でも約96%の人が足になんらかの不調を感じていた。さらに「靴に関する悩みがある」と答えた人も、約91%という結果に。「やはり、自分に合った靴を選ぶことはとても重要。靴が足にあっていないと、足の疲れや痛み、変形などの原因になるのでしっかり選んでほしいですね」と久道さん。

それでは、正しい靴の選び方とは?「まずはつま先の捨て寸(つま先の先に余っているスペース)を必ず1~1.5cmほどとりましょう。足は地面についたとき、足指が広がって地面をつかむようになるため、3~5mm長さが伸びます。このとき靴のサイズが小さく捨て寸の余裕がないと、足指がギュッと縮こめられ、巻き爪やハンマートゥ、靴擦れなどの原因になります」(久道さん)。

逆に、大きすぎても、外反母趾を引き起こしたり、魚の目などの原因になるそう。自分の足の長さ+1~1.5cmのレングス(足長・かかとから一番長い指先までの長さ)をしっかり選びたい。「また、座って靴を選ぶと、体重がかかっていないために足が広がっていない状態です。しっかり立った状態で、靴のレングスを選ぶことも大切です」(久道さん)。



かかと、足幅、足底にも注意。意識して選ぶだけでも、のちのちに大きな差が





「ほかにも気を付けてほしいのは、ヒールカウンターがしっかり硬いか、かかとを包み込んでいるかどうか。かかとでしっかりホールドして、靴の中で足が動かないのがよい状態です」と久道さん。

ヒールカウンターとは、かかとの周りに入っている芯材のこと。これが柔らかいと、靴のなかでかかとがぐらついたり滑ったり安定しないため、足の疲れや足首や関節の痛みの原因になるそう。かかとの部分を触ってみて、しっかり硬くかかとを包んでいるものをチョイスしよう。
また足幅に関しても、きつすぎず、緩すぎないものを選びたい。

「アウトソール(靴底)も、程よい厚みがあるものがいいですね。薄いものだと、地面から足裏に衝撃がダイレクトに伝わって足を痛める原因になります。また、アウトソールの幅も細すぎると安定性が悪いため、ねんざや転倒しやすくなります」(久道さん)。

これらのポイントをおざなりにしてデザインだけで靴を選ぶと、足や足首に疲れや痛みがたまりやすくなり、ひいては腰や全身にまで影響が及ぶことも。靴選びの基本として、頭の中に入れておきたい。



ハイヒールは足への負担大。筋肉をケアして、はく時間もコントロールしたい





さらに女性が気になるのは、ハイヒールなどヒールの高い靴のつらさ。「女性は加齢に伴う女性ホルモンの減少とともに、筋肉量も骨密度も減ってきます。ヒールで立つときはつま先立ちのような状態なので、すねの前後や骨盤の筋肉を酷使します。年齢とともに筋肉や骨が弱まると、このような力のいる立ち方が難しくなってきますね」と久道さん。

年齢が若くても運動不足などで筋力が低下したり、疲労などで筋肉が固くなってしまう場合も多いので、足をストレッチやマッサージでほぐすのは効果的。また、足の筋肉を普段から動かすようにして、筋肉が落ちないようにトレーニング意識をもつのもいいそう。

「基本的にヒールの高い靴は足に負担をかけるので、はく時間はできるだけ短くするほうがいいのです。でも仕事で必要だったり、どうしてもはきたいという女性も多い。そんな方はONとOFFを作ってはどうでしょう。人によって仕事がONで休日はOFF、逆に仕事日がOFFで休日のデート日がON、という人もいるでしょう。無意識にはき続けるのではなく、自分なりにはくシチュエーションを決めて、足への負担を減らすようにしたいですね」(久道さん)。



教えてくれた人



久道勝也さん

下北沢病院理事長、先端医療センター長。日本の医療で導入が遅れているアメリカのポダイアトリー(足病学)に注目し、日本初の足の専門の総合病院「下北沢病院」を開設。「足病総合センター」では整形外科、皮膚科血管外科、形成外科、糖尿病内科、理学療法士など多様なエキスパートが一体となって、足の病気やトラブルのすべてを診療している。日本皮膚学会認定専門医、アメリカ皮膚科学会上級会員など。