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辛い夜はぬいぐるみを抱きしめて。可愛いだけじゃない癒し効果とは?

辛い夜はぬいぐるみを抱きしめて。可愛いだけじゃない癒し効果とは?

愛くるしい顔立ちが、可愛いぬいぐるみ。大人になっても、1つは自宅に持っているという方、意外と多いと思います。

筆者も大きなテディベアを持っているのですが、ある時、仕事で緊張して眠れなかった翌朝、テディベアを抱きしめて寝ていたことがありました。ぬいぐるみを触るのはもちろん、ギュッと抱きしめると、なんとなく癒される感じがありますよね。

そこで今回は、ぬいぐるみの癒し効果について、心理カウンセラーの山口真央さんにお話を伺ってみました!

■癒されるのは“幸せホルモン”のおかげ

――ぬいぐるみを見たり、触れたりするとなぜ癒されるのでしょうか?

「ぬいぐるみに癒されるのは、“幸せホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」という成分が関係しています。赤ちゃんのお母さんが母乳を作るときに出る成分で、心を安定させるホルモンの代表格です。

人間は、赤ちゃんを見ると本能的に「可愛い」という感情を抱くのですが、これは赤ちゃんが守られるために、愛くるしい顔立ちで誕生することと関係しています。

ぬいぐるみは、目と鼻の配置など、顔のバランスが赤ちゃんに似ているため、その可愛さを本能的に感じ、オキシトシンが分泌されて癒されるという仕組みです。

ぬいぐるみの癒し効果は、心理学的にも実証されており、実際に“ドールセラピー”というぬいぐるみを使ったセラピーもあるんですよ。」

――見るだけより、抱きしめた方が癒される効果は高いのでしょうか?

「人間は、視覚や感触、“五感”すべてを使って癒しを感じます。見るだけでも癒されますが、触れる、ギュッと抱きしめることでより癒される方も多いと思います。

例えば、幼い頃に大切にしていたぬいぐるみの感触は、大人になると忘れているようで、潜在意識の中に残っています。ぬいぐるみに触れる、抱きしめると、その感覚を無意識に思い出し、癒されるのです。」

■痛みの緩和や怒りを抑える効果も

――最近では、注射や点滴、痛みを伴う施術の際に、ぬいぐるみを持ってきてくれる病院もあると聞きます。ぬいぐるみには痛みを緩和する効果もあるのでしょうか?

「効果があると言ってもいいと思います。痛いときは、同時に痛みに対する恐怖や不安も感じますよね。

ぬいぐるみをギュッと抱きしめて痛みを逃してあげることで、心に少し余裕ができ、恐怖や不安にOKサインを出すことができます。そうすると、痛みに向き合うことができるので、楽になれるのです。

病院だけではなく、ご自宅で生理痛や風邪で体調が優れないときにも、ぬいぐるみを抱きしめると、楽になれる場合もあるかもしれません。」

――痛みは突然起こるものだと思うのですが、同じように突発的に抱く「怒り」の感情などを和らげる効果もあるのでしょうか?

「はい。実は、怒りの感情の1つ1つは、6秒程度しか持たないといわれています。その1つ1つが打ち上げ花火のように連発し、次の怒りに種を撒くように、前に感じた怒りの感情のしっぽを掴まえて、繰り返しています。

安心感のあるぬいぐるみをギュッと抱きしめ、ゆっくり怒りの感情を受け止めることで鎮めてあげると、その打ち上げ花火をストップさせることができるのです。

ちなみに、痛みや怒りといったマイナスな感情の時ばかりだけではなく、普段からハッピーな気持ちの時にもぬいぐるみを抱きしめることをおすすめします。

これは条件反射の心理現象なのですが、ぬいぐるみ=ハッピーな気持ちをリンクしてあげることで、ぬいぐるみを抱きしめると、潜在的にポジティブな感情を思い出すように癒される効果が期待できます。」


癒されるだけではなく、痛みや怒りも和らげてくれる効果も期待できるぬいぐるみ。

大人になると、なんとなくぬいぐるみを持っていることに恥ずかしさを感じる方もいるかもしれませんが、そのヒーリング効果を考えると、実は大人こそ持つ意味のある存在なのかもしれません。

(文 希紀+アリシー編集部)

written by

文希紀
文希紀
服とコスメ=肉とお酒 を天秤にかけられないアラサー女子。アパレルブランドの営業として仕事漬けの日々を送った後、言葉の表現に目覚めてライター&エディターに。「私でもできる!」と思えるような“おしゃれ、可愛いの先がわかる”記事をモットーに執筆中。休日はNetFlixとお酒があれば、それで幸せ。たまにふらっと韓国へ行く。
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