メディア個別 街全体にアート出現! 興奮の嵐、新潟市「水と土の芸術祭2018」へ | アリシー- olab.info

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自分をスキになるって、意外とカンタン。
いつもより、ちょっとだけ遠くへ。
街全体にアート出現! 興奮の嵐、新潟市「水と土の芸術祭2018」へ

街全体にアート出現! 興奮の嵐、新潟市「水と土の芸術祭2018」へ

黒部ダムや牛久大仏、川崎の工場地帯の夜景、アサヒビールスーパードライホールの黄金のアレ……巨大な建造物や圧倒的存在感のあるオブジェを見ると、背筋がゾッとするような非日常感を味わえて、胸がスカッとしませんか? そんな感動を今、新潟市で堪能することができるんです。

それは、美術館に行かずとも、街の各所にアートを見て歩ける大規模な芸術祭「水と土の芸術祭 2018」! アートの力で新潟の素晴らしい水と土の文化を国内外に発信しているのだとか。10月8日まで、新潟市全域で絶賛開催中とのことで、ゾクゾクするようなアートを探しに、街歩きも兼ねて行ってきました。

■暑さも吹き飛ぶ、青い世界!

まずはメイン会場である「万代島多目的広場」からスタートします。まず目の前に現れたのは、松井紫朗さんの巨大な青い回路《Soft Circuit / Fish Loop》。爽やかな青の世界が全身を包み、まるで水中にいるかのような涼しげな感覚に。

「とにかく広い!」

「ゾクゾクしてきた!!」「自分が作品に溶け込んでいる感覚!」

ちなみに外側はこんな感じ。まるで巨大な蛇が蛇行しているかのように、縦横無尽に広がっています。

▲上から、大西康明《untitled》、塩田千春《どこへ向かって》

他にも同会場には、熱で圧縮されて独特の風合いを生んでいる白いシートがたなびくカーテン(写真上)や、糸で100艘の船を表現した繊細なインスタレーション(写真下)など、見ごたえ抜群の作品たちが出迎えてくれました。

■おみやげもアツい! おしゃれで使えるものばかり

メイン会場の外にはバスを再利用したミュージアムショップも。芸術祭のロゴマークをあしらったTシャツやブックカバー、カードケースといったグッズから、なんと羊羹のような和スイーツまで、かなりおしゃれに落とし込んでいて、とにかくハイセンス揃いなんです。

新しい名刺入れはこの子に決定。同芸術祭のロゴマークである赤と青のグラデーションがたまらない……!

他にも新潟の特産品がたくさんあるから見どころ満載。筆者の物欲が炸裂しました。

▲左上「MOYOうす鏡」、左下「野鳥こけし」

結果、先ほどのカードケースに加え、この2点を購入。

新潟県燕市のステンレス加工技術によって生まれた、丈夫で割れにくい「MOYOうす鏡」は、手鏡を落として割ってしまいがちな筆者にとって、ありがたい逸品。とにかく薄いからかさばらないし、デザインも豊富で選ぶのが楽しい。筆者はレトロな花柄をチョイスしました。おしゃれで実用性があるお土産なんて最高すぎます。

そして鳥好きにはたまらない、野鳥こけし! 新潟県十日町市の特産品で、地元のお母さんたちが1羽1羽ていねいに手作りしているのだとか。佐渡に生息するトキや、胎内の看板鳥・アカショウビンも捨てがたい……。せっかくなら新潟の鳥をと思ったのですが、メジロに落ち着きました。選ぶの楽しい。

■独断と偏見で選んだハイライト作品集をどうぞ!

メイン会場以外にも各所でアートが見られるのですが、その全てはお伝えしきれないので、筆者の心をゾクゾクさせたアートをご紹介しますね。まずはこちら。

◆眼前に突如現る下半身!

▲青木千絵《BODY08-2-昇華-》

この作品を見た瞬間のゾクゾク感は忘れられません。展示されている部屋の入り口が額縁のように作品を切り取っていて、足を踏み入れれば自分も作品の一部に。佇まいが美しい……そして股下の長さ、敵わず。ぐぬぬ。

◆小さい入り口の先に広がる世界

▲山内光枝《みつち・みずち》

和室の壁に小さな入り口が。かがんで入ると中に広がるのは砂袋の渦巻きと青の世界。不思議な気持ちになる静かな空間でした。

◆見逃し注意! きっと誰もが茂みの先を思わず二度見する

▲宮内由梨《清五郎さん》

これは昼間でも近づくのがはばかられるほど、ただならぬオーラが。近づくと……

思わず息をのみました。この作品は、いつからか帰らぬ清五郎を探し辺りをさまよう「お六」が、清五郎が潟に落ちたのではと水面下を探り見ているという、なんとも切ない恋の物語を表しています。清五郎の帰りを、首を長くして待っているうちに、潟の世界に魅せられて戻ってこられなくなってしまったんでしょうか……。

昼間でも本当に怖くて、2ショット撮りたさにギリギリまで近づきましたが、お六さん180cmくらいあるみたいで、その大きさにおののく筆者。ゾクゾクを通り越して一刻も早くこの場を立ち去りたくなりました。ちなみにお六さんの顔は別の場所(よろてば沼垂)で見ることができます。皆さんもそのご尊顔を拝みにぜひ行ってみてほしいです。


至近距離で作品を見ることができるだけでなく、市内に散らばった作品を求め街歩きする中で、新潟の魅力も堪能できる「水と土の芸術祭 2018」。次なるゾクゾクに出会いたくて、1日中歩いていられました。日常にスパイスをチャージする旅、控えめに言って最高です。

(藤田佳奈美+アリシー編集部)

written by

藤田佳奈美
アリシー副編集長
藤田佳奈美
創作ダンスや女子ひとり飲み、七号食ダイエットなど、興味はあるけど苦手なことに果敢に立ち向かうスタンスで頑張るのがモットー。 ジャンル問わない雑食系編集ライターでもあるが、最近は若者の離婚や恋愛離れなどの男女問題や、オカメインコ愛について語らせると暑苦しくなる。 だいたいマガジンハウスにいる。だいたい隅田川沿いで飲んでる。
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