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8時間吸収するわけじゃない!? 生理タンポンの正しい使い方

8時間吸収するわけじゃない!? 生理タンポンの正しい使い方

ナプキンに比べるとユーザーが少なめなタンポン。使ったことがない人は「なんだか痛そう……」と思いがちで、日常的に使っている人も「この使い方で本当に大丈夫?」と不安を抱えていることも。使う人も使わない人も、ナプキンに比べて知識が不足しているようです。

タンポン使用の初歩的な疑問や、生理用品座談会で話された悩みなどについて成城松村クリニック院長の松村圭子先生に聞いてきました。

■「最大8時間」の正しい意味は? 温泉・プールには取り替えてから入ろう

──まずは、タンポンのメリットを教えてください。

「ナプキンよりも長時間使えるため、頻繁に取り替えなくて済むことです。漏れやズレを気にしなくて良いので、長時間トイレに行けない仕事の人や、経血量が多い人、スポーツをする人などに適しています。また、コンパクトで持ち歩きに便利なうえ、温泉やプールなどにも入れるので、生理を理由にレジャーやデートなどを諦めなくて済むこともうれしい点ですね」

──メーカーによっては「最大8時間使用できる」と表記している商品もありますが、8時間交換しなくても良いという意味ですか?

「誤解されがちですが、実は違います。この8時間とは、タンポンの吸収体に雑菌が増えにくく、感染予防できる時間の上限です。タンポンを使用しての温泉やプールも、8時間を超えた状態では感染の危険性があるのでNG。新しいものに交換してから入るようにしてください。

なお、経血量は1サイクルの生理で20~140ccと、人によって大きく異なります。量が多い人はタンポンだけでは8時間もたないこともあるので、早めに替えたり、ナプキンを併用したり、吸収量の多い『多い日用』を活用したりすると良いでしょう」

■多い日の方がスムーズに使える! 痛みや怖さへの対処法

──逆に、タンポンのデメリットを教えてください。

「腟の中に入れるものなので、使用方法がやや面倒なことですね。初めての方からは怖いという声もありますが、慣れるしかありません。力むと痛みやすいので、息を吐きながらリラックスして体勢を整えましょう。慣れてくれば痛みもなくなります。初めての人も使いやすい初心者用を使うのもおすすめです」

──もし挿入に失敗してしまったら、腟の中が傷付かないか心配です。

「経血が多い時は経血が潤滑油代わりになるので、あまり心配しなくて良いでしょう。初めて使う人は、経血の多い日に試すのも手です。

ただ、経血が少なくなると、おりものまで吸ってしまって、腟内が傷付きやすくなります。生理後半はあまり使わない方が良いですね」

■用を足した後はどうする? 気になるトイレや臭いの疑問

──使用後はどのように処理すれば良いですか?

「自治体で決められた処理をしてください。多くの人はトイレットペーパーなどにくるんで汚物入れに入れています。トイレには決して流さないでください」

──用を足した後、腟から出ているヒモに尿が染み込んでしまうのは、そのままにしておいて不衛生ではないでしょうか?

「もちろん不衛生なので、用を足す度に使用済みのタンポンを抜いて、新しいものに取り替えてください。尿自体は無菌なのですが、ヒモからアンモニア臭が漂いますし、湿ったヒモは雑菌の温床になります。

先ほどもお話したように、8時間吸収できるという意味でもないため、8時間まるまる使おうとせず、用を足す度に交換してください」

──もしタンポンを取り出すのを長時間忘れてしまった場合、どうなってしまいますか?

「トキシックショックシンドローム(TSS)という、発熱や発疹、倦怠感、嘔吐、下痢などの症状が出る方も稀にいますが、多くの場合は強烈な雑菌臭を放ち、入れっぱなしだったことにようやく気付きます。

腟の奥は感覚がないため、うまく挿入できていれば痛みも違和感もなく、このようなことが起こるのです。当然、衛生的ではないので、使用時間はきちんと守ってください」

タンポンはナプキンよりも使用法こそ手間ですが、扱い慣れれば快適に使え、経血量や取り替える頻度に悩む人などにとっては強い味方となります。挿入、交換時には手を清潔な状態にしておきましょう。ナプキンだけでは不便な人は、ライフスタイルやシーンに合わせ、正しい使用法で取り入れてみてはいかがでしょうか。


(五十嵐綾子+ノオト)

written by

五十嵐綾子
五十嵐綾子
OLAB世代ど真ん中のフリーランスライター・編集者。史学科出身&世界遺産検定1級の世界史系歴女でもあります。知らない世界に飛び込むことや新たな発見をすることが大好きなので、読者の皆さまの世界が広がる記事をお届けします! ※背景画像撮影:中里健太(@LENS_BLOG_)
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