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その塗り方はNG!? 効果を最大限に引き出す日焼け止めの塗り方

その塗り方はNG!? 効果を最大限に引き出す日焼け止めの塗り方

日差しがジリジリと降り注ぎ、いよいよ夏らしい気候になってきました! この季節に必須のアイテムが日焼け止めですが、ただ塗るのではなく、正しい塗り方で最大の効果を発揮するもの。そこでコスメコンシェルジュの古賀令奈さんに、日焼け止めの基本と正しい塗り方を教わりました。

■日焼け止めの効果と選び方

日焼け止めを選ぶ際、きっと多くの方が迷うであろうSPFとPA。数値が高ければ高いほど効果が得られるようなイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか? 

――日焼け止めのSPFとPA、それぞれの意味を教えてください。

「SPFとPAは日焼け止めの紫外線防止効果を表す指標です。

SPFはUV-B(紫外線B波)、PAはUV-A(紫外線A波)を防ぐ指数です。SPFは1〜50+の数値で効果を示し、数値が大きいほどUV-Bの防止効果が高くなります。一方PAは+マークで効果を表示し、+の数が多いほどUV-Aの防御効果が高いという意味になります」(古賀さん)

――UV-AとUV-Bは何が違うのでしょうか?

「UV-Aは地上の紫外線の約9割を占め、皮膚の内側にある真皮の中にも到達します。浴び続けることでメラノサイト(色素細胞)を活発化させ、サンタン=肌の黒化を起こしたり、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンを変性させ、しわやたるみを招いたりすることも。対してUV-Bはエネルギー性が強く、表皮にダメージを与える紫外線です。皮膚の炎症を起こしたり、サンタンや肌のごわつき、乾燥、肌荒れなどを招いたりすることもあります」

――使用するシーンによって使い分けした方がいいのでしょうか?

「数値が高いほど、素肌の状態と比べて日焼けが始まるまでの時間が長くなりますが、肌への負担も大きくなる傾向があります。日常生活であれば、SPF20〜30、PA++から+++程度で十分。加えて汗をかきやすい人や、プールや海などでは、ウォータープルーフタイプがおすすめです」

――ちょっとした外出時や、室内で過ごす日も日焼け止めは必要でしょうか?

「皮膚の老化を起こすUV-Aは窓ガラスを通過する性質があるため、室内にいるときも日焼け止めは必要です。洗濯物を干すときや、ゴミ出しのときでも直接紫外線を浴びる機会があるため、在宅時も丁寧なUVケアを心がけましょう」

――毎日使う日焼け止めは、できるだけ肌に優しいものを選びたいですよね。日常生活におすすめのタイプはありますか?

「日常生活で使うなら、『紫外線吸収剤』不使用のものがベターです。『吸収剤』は紫外線を吸収することによって“肌が浴びる紫外線”を減らす成分で、使い心地は良好なものの、肌に負担を与えることもあります。また、紫外線を跳ね返す『散乱剤』と呼ばれる成分でつくられた日焼け止めは、白浮きやテクスチャーがネックになるものもありますが、比較的やさしい使い心地なのでおすすめです。最近では、使い心地を高めた散乱剤の日焼け止めも増えています。

日焼け止めには、ミルクやジェルなどさまざまなテクスチャ―のものが出ていますので、自分に合ったものを選んでみてください」

つい面倒で、パパッと塗って済ませてしまうこともある日焼け止め。塗る順番や適量、タイミングなど、基本をしっかり押さえれば、効果を最大限に引き出すことができます。

――日焼け止めの正しい塗る順番を教えてください。

「日焼け止めを塗るタイミングは、化粧水や乳液で肌を整えた後がベスト。スキンケアで肌をしっかりと保湿した後、塗るようにしましょう。日焼け止めの使用によって乾燥を招くことがあるからです。とくに、吸収剤は肌の表面で紫外線を吸収することで化学反応を起こします。その際の刺激でダメージを受けて、乾燥しやすくなる可能性があるので注意しましょう。

顔用の日焼け止めは、化粧下地としても使えるタイプが多数あります。日焼け止めと下地を1本で済ませてもOKですよ」

――別途、化粧下地を使用する場合の順序を教えてください。またUV機能付きの化粧下地は、日焼け止めに重ねても大丈夫でしょうか?

「別途、化粧下地を使う場合は、日焼け止めを塗った後に使用します。アイテムによっては推奨される使用順序が異なるケースもあるため、あらかじめ確認しましょう。

UV機能がついた下地と日焼け止めの重ね塗りはしてもOKですが、下地の紫外線防止効果の数値が高い場合には日焼け止めは不要です。数値が低い場合は、重ね塗りして効果を高めるのもひとつの手です。日焼け止めは強ければ強いほどいいわけでなく、シーンに合わせて適度な強さになるように調整し、肌負担を考えてあげることも大切ですよ」

――日焼け止めの適量、正しい塗り方を教えてください。

「顔に塗る日焼け止めは、500円玉大が適量です。多く感じますが、数値どおりの効果を得るには量が必要になります。一度塗りでは塗りムラができやすいので、数回に分けて重ね塗りすると安心です。塗り残しが多い耳の裏やアゴ、フェイスラインなどにもしっかりと伸ばしましょう」

――日焼け止めを塗るのにベストなタイミングはありますか?

「日焼け止めを塗るタイミングは、そのチカラを発揮させるためにもなじませる時間が必要です。出かける15〜30分前に塗布しましょう」

■知っておきたい塗り直しのテクニック

――外出中、日焼け止めの塗り直しは必要でしょうか?

「SPF50、PA++++などの高数値であっても、紫外線の影響で不活化されたり、汗や擦れで落ちたりすることがあります。そのため、2〜3時間おきの塗り直しが必要です」

――メイク時の塗り直しにおすすめのアイテムはありますか?

「クリームやミルクタイプはメイクした上から塗り直すのが難しいため、スプレーやパウダータイプが便利です。スプレーはメイクを崩すことなく使用が可能。パウダータイプは化粧直し感覚で使えるので、キレイな状態をキープできますよ」

――パウダーとスプレータイプの使用方法や注意点を教えてください。

「パウダータイプは、化粧直しのようにティッシュで皮脂を軽くおさえてから塗布しましょう。いずれも、頬や鼻など高い位置が日焼けしやすいので重点的に。

また、スプレータイプはボディと顔兼用のものが多く、噴射力の強いものが少なくありません。目に入ったり、肌の刺激になったりする可能性があるので、一度手に取って使用しましょう。手のひらに噴射してから両手でなじませ、肌をそっと押さえるように塗布します。顔用の場合は、そのまま噴射してもOKなものもあるので、記載されている使用方法を確認してみてください」


使い方次第で、効果を存分に引き出すことができる日焼け止め。加えてシーンに合わせた数値や成分の1本を選ぶことで、肌への負担を軽減できます。
正しい知識をベースに、今夏は心地よくUVケアをしましょう!

(文 希紀+アリシー編集部)

written by

文希紀
文希紀
服とコスメ=肉とお酒 を天秤にかけられないアラサー女子。アパレルブランドの営業として仕事漬けの日々を送った後、言葉の表現に目覚めてライター&エディターに。「私でもできる!」と思えるような“おしゃれ、可愛いの先がわかる”記事をモットーに執筆中。休日はNetFlixとお酒があれば、それで幸せ。たまにふらっと韓国へ行く。
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